こんにちは!TAKEです!
今回は、”東京都のタクシー運転手の現状とリアルな収入はどれくらいなのか?”について話していきたいと思います
実は私、最近までタクシー運転手だったのです!それと合わせて現役で運転手をしている私の友人の話と当時の仕事仲間の実際の話や、タクシー運転手の働き方と現実的な話もしていきます。
そもそもタクシー運転手の給与形態は?
タクシー運転手の給与形態は、ほとんどの企業が歩合制の形をとっています
歩合率は企業により異なりますが、売上の50~60%となっていて、単純に売上の半分がそのまま給料となる仕組みなのですが、実はタクシー運転手の給与形態は中身が複雑なのです
実際の内訳はというと
基本給+様々な手当という内訳で完全歩合ではなく基本給が存在し、歩合も手当に変換されて歩合というよりも、【売上金額の評価により手当が付く】というような形となります
普通に考えれば基本給+歩合給(手当)で相当な金額になるかと思われがちですが、基本給自体は低めに設定されていて、基本給は売上の金額により変動するというのもあり固定というわけではありません
歩合率50%を例であげると、
- 月60万円の売上・・・基本給16万+成果手当10万+能率手当4万+時間外手当2万+深夜手当2万で、合計収入額34万円
- 月40万円の売上・・・基本給11万+成果手当6万+能率手当3万+時間外手当2万+深夜手当2万で、合計収入額24万円
大体の金額ですが、複数の手当により売上の半分がおよその給料になるように構成されています
もちろん企業により明細と内訳は異なるのであくまでも例です
勤務形態はどうなっているのか?
タクシー運転手の勤務形態は少し特殊で、日勤・夜勤・隔日勤があります
日勤と夜勤はわかるかと思いますが、隔日勤というのは日勤と夜勤の両方を一日でこなす勤務形態です
一日の拘束時間は約18時間ですが、あっという間に終わります
おまけに残業をする・しないは完全に個人の自由です
一日働いて翌日休みの交互の働き方で、一か月の勤務日数は11~13日と決まっていて、11日勤務なら公休と明け休みを合わせて一か月の内に4連休が2回もあります
平日の時間を一日空けられるので、平日にしかできないことができて尚且つ時間を効率的に使いたい方にはうってつけです!
【タクシー運転手で稼げるのはダントツで東京都】
実はタクシー運転手で一番稼げるのは東京都だけと言ってもいいと思います
【タクシーの売上・収入トップは常に東京都】という統計結果も出ています
理由としては以下のことが当てはまります
- タクシーを利用する富裕層が多い
- 大手企業や国の機関が東京都に集中しているため、タクシーチケット利用が多い
- 自家用車を気軽に使える環境ではないのでタクシーが交通手段
- 県外の人も集まるので帰宅のための遠距離利用が多い
タクシーチケットとは、企業が接待や商談などで顧客の移動費を負担してあげるために渡すタクシー専用の乗車券みたいなもので、チケットが使用されたら発行元の企業に請求が来るという物。
遠距離の利用をする人は、大体タクシーチケットを利用しています
そうでなくてもクレジットや現金で支払う人も結構いるので、結果的に東京都のタクシー利用者は遠距離(ロング)の割合が高く、必然的にタクシー運転手の売上も高くなります
実際に都内のタクシー運転手の月収と年収はいくらなのか?

私の友人の月の給料はズバリ額面で平均27万円だそうです
ただ友人の給料は会社では平均より低いと言われていて、普通に稼ぐ人は40万円を超えるそうで、少ない人は25万円程度で平均は32万円ほど
ちなみに私も弱小だったので友人と同じくらいの給料でした…
都心部に行って普通にやっていれば手当やボーナスなど合わせて年収400万円は余裕で超えます
私と友人の場合は、あまり都心部に行かない事と、勤務日数は11日なので売上が伸びずこの給料になるのが理由
タクシー運転手にはメンタル的に向き不向きがある
一見タクシー運転手はラクそうに思えますがやはり向き不向きがあります
実際に友人は自分はタクシー運転手に向いてないと言っています(筆者の私も同じ意見)
なぜなら、売上が上がらないので他の人と比べ給料が低いと感じている事と、なによりお客さんが面倒と感じるようです
いわゆるクレーマーみたいな理不尽な人のことで、たまにそういう人が乗ってくるのが大きな理由
「傲慢な人・イカれた人や意識高い系が乗って来るのが嫌だからという理由と、道を覚えるのが面倒だから都心部には行かないと」友人は言っていて、これは私も同意見でした。いわゆるできない人の考えです
夜に関してはどこに行ってもいる【酔っ払い】がかなり厄介で、喧嘩になることもあります…
と言ってもその日その瞬間に終わることなので気分はすぐ切り替えれます
要するに性格の問題で、前述のことが気にならないメンタルが強い人かそうでないかで、向き不向きがあるという事と、それが給料にも影響するという事です
なので人によってはお客さんという”人間”が一番のデメリットとなってしまいます
東京都のタクシー運転手の良いところは?
実際に東京都のタクシー運転手はメリットも多く存在します
- 隔日勤務であれば一日単位で自由な時間が多く作れる
- シフトの融通が利く
- 働き手を一番に考えてるから働きやすい
- 昔と比べ労働環境が劇的に改善されているから現在はホワイト企業化
- 副業ができる
- ぶっちゃけそんなに給料は悪くない
労働環境にてついては、ある時期にタクシーやトラックなどのドライバー職は労働環境が劣悪と世間的に報道され、某大手企業も営業停止まで追い込まれ、国も運送業に対して厳しい労働法政策を取り入れたことにより業界は劇的な改善がされています
おかげで今ではホワイトすぎるくらいホワイトな企業ばかりです
次に私が思うこととして、かなり有能なメリットがあります
それは【隔日勤務であれば一日単位で自由な時間が多く作れる】+【副業ができる】です!
タクシー運転手の隔日勤務の場合は、一か月の内に約20日間も一日空いた時間が作れるという事。
実際に空いた時間を使って副業している運転手は多くいます
タクシー運転手と副業について

そもそも副業で稼ぐには、現実的な話だとかなりの時間とメンタルを必要とします
時間が作れるのは良いとして、問題はメンタルですよね
典型的な朝から夕方まで勤務のサラリーマンの生活はどうなるでしょう
大体の人が日々こうなります
要するに仕事が終わった後というのは完全にリラックスしたい時間という事
土日祝のお休みの日は遊ぶか、何もやる気が起きなく家でゴロゴロしているか…
この習慣が身についてなかなか抜け出せなくなり、メンタル的にも仕事が終わったら何もしたくない気分になります
ですが隔日勤務のタクシー運転手の生活はこうなります
仕事は丸一日ですが、休みもほぼ丸一日交互にあり、仕事が終わって起きたらヒマな時間です
おまけに公休の日は明け休みを含めて2連休が2回+4連休が2回もあるので、休みの日はさらにヒマになり何かしようと考えます
ヒマな時間は遊んだり、稼ぎたい人は副業に十分な時間を充てられ、メンタル的にも「何かしたい」という気分になります
そもそも副業で稼ぐにはどうしても「暇すぎと感じるレベルの時間」が必要になるので、タクシー運転手+副業というのは効率的なのです
実は私も友人も暇な時間に副業をしていました
タクシー運転手をしながら副業でどれくらい稼げるのか?
これは副業の種類と人の性格によりけりというものがありますが、運転手はこんな副業をしている人がいます
- お店の経営
- フリーランス
- 株・FX
- ネットビジネス
- アルバイト
兼業でお店の経営する人もいるんですよ!これも誰かに任せて片手間でやっているので副業なのでしょう
この方はタクシーの収入とお店の収入と合わせて月80万円以上で年収900万円は稼いでいるみたいです。
次に株やFXなどの投資系ですね!これはタクシー運転手ならやってる人が多いです
明け休みや公休日はトレードに明け暮れる日々
儲ける人もいれば負ける人もいるので収支はマイナスから超プラスの方とピンキリなので一概に収入金額は言えないのですが、時間があるので株の勉強ができるのと、少し気合を入れれば前場・後場の両方のチャートが見れるので会社勤めしながら比較的有利な位置でトレードができる事と、最悪仕事中にも確認ぐらいはできます
毎月数万~十数万円稼ぐ人もいれば、中には株で一発当ててタワマンに住んでいるような方もいました
その他、物販やブログなどでネットビジネスを始めたりして、すでに収益があって稼いでる人もいれば、公休を使ってアルバイトをして無難に稼いでる人もいたり、特化した知識や技術を活かしてフリーランスとしての収入がある方もいます
ちなみに友人はネットビジネスに注力、私はトレードとネットビジネスの両方を攻めていたのですが、当時は月5~10万円ぐらいは稼いでいたので、お互いこれがあったから本業の運転手をあまり頑張らなかった理由でした。
別の方の出来事で少し面白いのが、その方は副業の収入がありすぎたので、本業であるタクシー運転手としての売上をわざと減らし給料を下げて、税金対策として課税所得額の調整をしている方がいました。
何をやってどれくらい稼いでいるのかは聞けなかったのですが、調整するくらいなので副業でかなり稼いでしまったのでしょうね!ちなみにこの方、普段はタクシー運転手としての売上も良い人だったのでまさに強者!
なので【タクシー運転手+副業】で稼げる月々の合計額は【会社の給料の金額~青天井の合計額】という事になり、これもピンキリでその人次第なので、副業としての収入は0~?万円という事です。投資でマイナスもあり得ますが…
青天井になる理由は、投資やネットビジネスって限度がないので、前述の強者や株一発屋みたいに「想定外に稼いでしまう」みたいな事。
まあ副業やってる人の副収入がどれくらいかと言われれば、聞いた話を踏まえると現実的に1万~10万円が相場かと思います
結果的にタクシー運転手をやるなら副業をすることをお勧めする

やり方次第でいくらでも収入を上げられる事と、タクシー運転手なら無理せず副業ができるので継続もしやすく、学ぶ時間もあるというのが特徴
この【無理せず】ってところが重要で、週休二日の普通のサラリーマンではよっぽど気合が入ってないとできない事なので、無理に頑張らないで継続的に副業をするのであれば、タクシー運転手みたいな労働スタイルが合っているのです。
副業は【時間】があるからこそできることなので、なにもやることがないなら他に稼ぐ手段を時間を使って身に着けていくことが豊かになる秘訣だと私は思っています。
特に個人のビジネスで稼ぐには年単位で時間が必要となってくるので、必然的に継続できる環境と時間が必要となるわけです
もしも副業が本業の収入を超えたとしたら、副業を本業にするのもアリで、繋ぎとしての就業と言ってしまうとあまり良くないかと思いますが、その先の道に進むのは本人の自由です。
でも一番安定なのは本業+副業だと思いますよ
本業で確実な収入を得て、副業で余分なお金を得るというのがやはり最強ですね。本業という保険がありますから
せっかく時間があるタクシー運転手なのだから何もしないのは損です!
タクシー業界は人手不足だから比較的簡単に入れる

これは昔から言われていることですね
いつになっても人手不足で、常に求人広告に「大量募集」と掲載されています
たぶん、世間的に印象があまり良くないのと、失礼かもですが年寄りが多く勤めていることが原因
でも私が実際に働いてみた時の感想は、「隔日勤務で休み多くて通勤も月11回しかしないし、なんだかんだ時間の進みも早くて、残業も自分で調整できるし、やりたいこともできる」ことに対して、以前勤めていた会社の働き方や毎日の通勤がバカバカしく思えるくらいでした。
つまり意外と待遇が良くて就職しやすい穴場の仕事という事なのです。
なので転職など、特にやりたいことがない方は一度タクシー運転手を経験してみるのもいいと思いますよ
実は20代のタクシードライバーが増えている
最近はタクシー業界でも新卒入社が多くいるぐらいですし、20代も多く在籍しています
たぶん、隔日勤務みたいな働き方が魅力的だったのでしょうね
役職がついてる20代だっています
比率はまだまだ年配の方が多いのですが、年々若い世代が入社しているので、将来的にはもっと平均年齢が下がってくるのでしょう
もちろん年配の方の再就職は、極端じゃなければ年齢関係ないです。なにせ人手不足ですから
さらに意外なのが、若い女性ドライバーも増えている現実
少し前に【美しすぎるタクシードライバー】という方が話題となりましたよね
自分が勤めていた会社にも【美しすぎるタクシードライバー】いましたよ!もちろん別人です。
正直、場違いなぐらいの20代で美人な方でした…
ちなみに女性の比率は10人に1人ぐらいです。これでも十分多いですよ
タクシードライバーは一生涯できる仕事だけど、稼ぎ方は自由
タクシードライバーは定年までずっとできる仕事です
若いうちにタクシーやってそのまま自由な個人タクシーの権利を得て、自分が限界と思うところまで働くこともできますし、早いうちにガッツリ稼いでセミリタイヤという手段もあります
タクシードライバーをやりながら他のことを勉強しつつ、本当にやりたい仕事へ方向転換するための時間稼ぎとしても良いです
結果的には【稼ぐ】という事は正当なことであればどんなやり方でもいいことなのですが、変わった働き方ができるタクシードライバーという選択肢もあるという事を知っていただければと思います。
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